医療保険

生命保険の医療保険ってどんな保険?その必要性まで解説する

病気やケガで入院したり手術を受けた場合、想像以上に多くの費用が必要となるケースもあります。
そんな時に加入しておくと助かるのが『医療保険』です。

医療保険は公的な保険を指すことも多いですが、今回は「民間の医療保険がどんなものかについて」解説します。

民間の医療保険が必要かどうかは万が一の時に保険に加入していなくても困らないかどうか、がポイントとなります。

医療保険はどんな保険?

まず、一般的な医療保険は以下のような場合に保障されるものが多いです。

  • ケガや病気で「入院」したとき
  • ケガや病気で「手術」を受けたとき
  • ケガや病気で「放射線治療」を受けたとき
  • ケガや病気で「通院」したとき

アフラック「ちゃんと応える医療保険EVER」

具体的にアフラックの医療保険「ちゃんと応える医療保険EVER」という商品で上記の内容をカバーしている保障プランを見てみましょう。

保障内容

給付金の種類 支払う場合
疾病・災害入院給付金 病気・ケガの治療を目的として入院したとき
手術給付金 病気・ケガの治療を目的として、所定の手術を受けたとき
放射線治療給付金 病気・ケガの治療を目的として放射線治療を受けたとき
疾病・災害通院給付金 疾病入院給付金・災害入院給付金が支払われる入院の原因となった病気・ケガの治療を目的として通院したとき(往診を含む)

契約プラン

※30歳・男性の場合
保険料:3,750円(月額)

給付金の種類 支払われる金額
疾病・災害入院給付金 1万円(入院日額)
手術給付金 ・入院中の場合:1回につき10万円(がん等の重大手術は除く)
・外来の場合:1回につき5万円(がん等の重大手術は除く)
放射線治療給付金 1回につき10万円
疾病・災害通院給付金 通院日額:1万円

(出典:アフラック|ちゃんと応える医療保険EVER:保障内容・保険料シミュレーション

基本的に掛け捨てだが積立型もある

医療保険は基本的に掛け捨て(払い込んだ保険料は基本的に戻ってこないタイプ)ですが、保険会社によっては積立て(保険期間が満期を迎えると払い込んだ保険料から満期返戻金としていくらかお金が戻ってくるタイプ)の商品もあります。

例えば、東京海上日動あんしん生命の「メディカルKit R」は積立てタイプの医療保険です。

この商品の一番の特徴は「払い込んだ保険料の使わなかった分をリターンできる」という点です。

給付金を使わなかった場合は払い込んだ保険料が「健康還付給付金」として全額戻ってきます。

給付金を使った場合は、払い込んだ保険料から使った給付金分を差し引いた金額が「健康還付給付金」として戻ってきます。

(出典:東京海上日動あんしん生命|メディカルKit R

このように、積立型にすれば払い込んだ保険料が戻ってくるので掛け捨てよりもお得になるケースが多いです。
ただしその分、一般的には掛け捨て型の保険よりも保険料は高めに設定されていいます。

オプション(特約)で保障内容を手厚くできる

さらに基本保障に加え、特約を付帯することによって保障内容を充実させることも可能です。

例えば、先ほどのアフラックの「ちゃんと応える医療保険EVER」では以下のような特約があります。

  • 総合先進医療特約
    高額な自己負担が必要となる場合もある先進医療を受けたときに給付金がもらえます
  • 三大疾病一時金特約
    一時金で三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)になった場合の治療費や当面の生活費をカバーします
  • 終身特約
    万が一のとき、遺された家族のために死亡保障を手軽に準備できます

(出典:アフラック|ちゃんと応える医療保険EVER:しっかりシミュレーション

原則健康な人しか加入出来ない

医療保険に加入する際は、基本的に「告知書」に記入をしなければいけません。

告知書とは保険に加入する被保険者の健康状態や職業などについて保険会社に事実を申告する書類のことです。

一般的には告知書の提出は義務付けられており、虚偽の申告などをした場合には告知義務違反として給付金が支払われなかったり、契約を解除される場合もあります。

そして、告知書の内容によって病気やケガをしている場合は加入できなかったり、一部の特約が付帯できない場合があります。
なぜなら、それらに当てはまる人の方が健康な人に比べて給付金を支払う可能性が高いからです。

例えば、告知書の主な告知項目は以下のようなものがあります。

  • 職業
  • 現在入院しているかどうか
  • 直近で手術の予定があるか
  • 特定の病気の診察や治療を受けたことがあるか
  • 過去にがんにかかったことがあるか
  • 直近で健康診断や人間ドックで異常の指摘を受けたことがあるか

ただし、中には医師による診査は不要で簡単な告知で申し込みできるものもあります。

上記のような内容に当てはまる場合も商品によっては加入できる場合もあるので、いくつか検討してみましょう。

例えば、明治安田生命の「かんたん告知医療保険」などは医師の診査が不要となっています。

明治安田生命「かんたん告知医療保険

入院時の必要な費用ってどれくらい?

では、実際に入院すると1日でどれくらい費用がかかるのでしょうか?

平均的な1日あたりの入院費用が分からないと医療保険が必要かどうか判断が難しいと思います。

公益財団法人生命保険文化センターが提供しているデータによると、平均的な1日あたりの入院費用(自己負担額)は19,835円です。

ただ、入院時にかかる費用はそれぞれの病状や必要な検査等によっても異なってきますので、この金額はあくまでも実際にかかった費用の結果を平均的にしたものとなります。
おおよその目安として参考にしてみて下さい。

(参照:公益財団法人生命保険文化センター|平成28年度「生活保障に関する調査」直近の入院時の1日あたりの自己負担費用

入院時にかかる入院日数ってどれくらい?

1日あたりの必要な入院費用が分かったところで、つづいて気になるのがどれくらいの入院日数がかかるのか、という点かと思います。

同じく公益財団法人生命保険文化センターの統計データによると、平均的な入院時の入院日数は、19.1日です。

こちらもあくまでも直近の入院患者のデータを平均化しただけですので、病状やケガの具合によって実際の入院日数は様々です。

ただ、よほど大きな病気やケガでない限り、多くても19日程度で退院する人がほとんどということになります。

(参照:公益財団法人生命保険文化センター|平成28年度「生活保障に関する調査」直近の入院時の入院日数

医療保険が不要な理由

では、ここまでの内容(医療保険の特徴、入院時の必要な費用と入院日数)を踏まえて、医療保険が本当に必要なのかどうかを検討していきましょう。

まずは医療保険は不要だと考えられる2つの理由です。

  • 受け取る給付金より支払う保険料の方が多くなるから
  • 高額療養費制度があるから不要という意見は多い

ほとんどの場合、受け取る給付金より支払う保険料の方が多くなるから

上記のデータから、実は医療保険は支払った保険料に対して元が取れないケースが多いことが分かります。

例として、先ほど挙げたアフラックの「ちゃんと応える医療保険EVER」で考えてみます。

先ほどの契約プランでは保険料は毎月3,750円でした。
年間にすると3,750円×12=45,000円です。

一方、保険金として支払われる入院給付金は1日あたり1万円でした。

保険に加入してからすぐに入院して給付金を受け取る可能性はあまり高くないと仮定すると、例えば10年間保険に加入すれば45万円の保険料がかかります。

そうなると、45万円の入院給付金を受け取ろうと思うと、45日間の入院が必要。しかし
先ほどのデータから分かるように、一般的なケースであれば平均的な入院日数は19日程度です。

従って、ほとんどのケースで医療保険では支払った保険料の元を取ることは難しいでしょう。

それを考えると医療保険に加入するよりも、医療費用として自分で貯蓄をしておく方が無駄な出費を抑えることができると言えます。

高額療養費制度があるから不要という意見は多い

高額療養費制度とは
医療機関や薬局の窓口で支払った金額がひと月で上限額を超えた場合に、その超えた金額が支給される国の制度です。
上限額は年齢や所得によって変わります。

(参照:厚生労働省|高額療養費制度を利用される皆さまへ )

国によってこの制度が設けられているため、「民間の医療保険は不要である」という意見もあります。

医療保険が必要な理由

反対に、医療保険が必要な理由は以下のとおりです。

高額療養費制度があっても入院すれば負担は大きい

しかし、高額療養費制度で支給される金額は年齢や所得によって上限が決まってしまうため、入院などをした場合は足りないケースもあります。

特に、入院中の食事負担や差額ベッド代等は含まれない為、それらを含めると月10数万円ほどは軽くかかってしまいます。

ですので、高額療養費制度だけでは不十分な可能性もあるのです。

医療保険はこんな人におすすめ

上記の内容を踏まえると、医療保険が必要な人は以下のような人でしょう。

  • 医療費のために計画的に貯蓄ができるか不安な人
  • 自営業やフリーランスなどで、公的医療制度だけでは保障が不安な人
  • 医療費で貯金を切り崩したくない人

これらとは反対に、自分である程度の貯蓄を計画的にできる人は医療保険に加入する優先度は低いでしょう。

まとめ

民間の医療保険に加入することで保障される内容は主に以下のようなケースです。

  • ケガ、病気で「入院」したとき
  • ケガ、病気で「手術」を受けたとき
  • ケガ、病気で「放射線治療」を受けたとき
  • ケガ、病気で「通院」したとき

また、医療保険の特徴としては次のようなものが挙げられます。

  • 基本的に掛け捨てだが積立型もある
  • オプション(特約)で保障内容を手厚くできる
  • 原則健康な人しか加入出来ない

入院時に必要な平均的な1日あたりの費用と入院日数は以下のとおりです。

  • 入院時の必要な費用:平均19,835円
  • 入院時にかかる入院日数:平均19.1日

<医療保険が不要な理由>

  • ほとんどの場合、受け取る給付金より支払う保険料の方が多くなるから
  • 高額療養費制度があるから不要という意見は多い

<医療保険が必要な理由>

  • 高額療養費制度があっても入院すれば負担は大きい

<医療保険はこんな人におすすめ>

  • 医療費のために計画的に貯蓄ができるか不安な人
  • 自営業やフリーランスなどで、公的医療制度だけでは保障が不安な人
  • 医療費で貯金を切り崩したくない人

結論としては、高額療養費制度という国の制度があること、医療保険では元が取れないことが多いため、医療保険は必ずしも加入する必要はないでしょう。

ただし入院などをする場合は保障が足りない場合もあるため、上記の「おすすめ」に当てはまるような、万が一の備えが心配な人は加入を検討してみても良いでしょう。

執筆者:鄭 恵美

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